akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

介護の現場は、社会問題になるほどの「何か」が起きている。

介護の現場は、実は社会問題になるほどの事が起きている・・・、というタイトルだけどね。連続して老人が飛び降り自殺しているという案件とか、障がい者を虐待する福祉作業所の映像とか、日本中の福祉施設の運営がうまくいっていなくて、倒産の憂き目にあっている事実とか。

僕のいま所属している福祉作業所は、さまざまな状況の利用者が通っている仕事の現場だ。本来なら、労働契約を結び一般的な就労を目指して仕事を進める作業所とは違い、それらの一歩手前の就労に対して、「工賃」という名目で仕事を提供している施設。50人以上の知的障がい者ダウン症、精神障がい者など、さまざまなタイプの利用者が「通所」し、仕事をこなしながら日々過ごしている。

送り出している保護者、グループホームの方々からみたら、いわゆる通勤しているわけだから、なんとはなく会社勤めをしているイメージだ。生活介護施設に通っている、あるいはそこに収容されているのとは全く違う思いがあるということ。

その施設が、民間の社会福祉法人に移されて、2か月ほど。以前は社会福祉協議会という、まあ自治体の天下り先のような潤沢な資金のある組織で運営されていたわけだけれど、完全民営化されてからの運営は厳しいものになっている。

利用者負担の原則。サービスを受けるさまざまな項目について、すべて施設を利用する人たちの負担が当たり前ということ。旅行もバザーもハイキングも、あらゆるイベントが、利用者負担。行政のサービスだけでは、行事がまかなえなくなってきている。

そこへもってきて、福祉業界へ若者が向かわなくなってきているという現実がある。老人介護だけではなく、身体障がい者、知的障がい者ダウン症をはじめさまざまな障がい者に対する現場の問題は、おそらくこれからもっと社会問題として浮上してくるに違いない。

経営難や運営の不備、人材の確保、つまりあらゆる整備が行き届かなくなっている現状。広告業界で30年以上、業界ウオッチングしてきた経験から云うと、いま手助けしている「福祉業界」は壊滅的な状況にあると思う。