akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

ソチはどう思う?

 

フィギュアスケートの羽生選手が金メダル。僕のように将棋の羽生さんから、勝手に「はぶ」選手と思い込んでいた人もいたのではないかと推察する…。まあ、ともかく、日本では、なぜか冬のオリンピックといえばフィギュアスケートといえるくらい人気が高い。一昔前は、ジャンプだったね。

日本人は、アルペン、ノルディック、そりといったメインのスキー競技から、後の時代になって生まれたジャンプやモーグルスノーボード競技に夢中だ。さらにスケート競技でも、スピードを競うものしかなかったところへ、フィギュアなどの審美を競うものを中心にさまざまな種目が増えてきて、そっちの競技を中心にオリンピックをを見ている。果ては、カーリングのようにゲームであってスポーツとは呼びがたい(!)最近の種目も、なに食わぬ顔でメダルだメダルだと騒いでいる。そのうち夏のオリンピックでも、ビリヤードやダーツ、ボーリングなどもオリンピック種目になるんじゃなかろうかという勢いだ。

その競技をやっている人たちになにひとつ文句はないし、頑張っているスタッフにも敬意は評するけれど、拡大・巨大化傾向にあるオリンピックというイベントを、ただひたすら催事という面だけで考えると、果たしてここまで競技、種目の数を増やしていく必要あるのかと、ふと疑問になる。開会式や閉会式をシンプルに質素にという声もあるようだけれど、そんな事より本当は種目数やメダル数の増加の方が問題のような気がする。

スポーツではないけれど、音楽の祭典グラミー賞ではいままで120くらいの賞が与えれていた。さすがに何がなんだかわからないという声が出てきて、今年は7、80くらいまで減らしたらしい。おそらくこれでも多いということで、もっと整理される話もあるらしい。薄まってしまって権威もなにもなくなるからね。アカデミー賞部門賞が増え続ける傾向にあって、もうちょっと考えようよという声も出ているそうだ。

スポーツに戻して考えると、タイムや距離や得点を競うような、数字に優劣を還元できる種目と、どうしても美しさと審美眼を必要とするような種目、あるいはゲーム性が高い種目は分けて考えたいと思うのは僕だけじゃないと思う。近年、増え続けているのは、こういった種目だから。

今回のオリンピックでも、そういった競技に限って、審判の国別構成がどうしたこうしたとか、疑惑の採点があったのではないかとか、いろいろいわれてしまうシーンも出てきた。考えてみなくても、数字でわかる、勝ち負けが目にみえてわかるもの以外の優劣は、勘や贔屓や政治などが絡むことが避けられない話になってくるし、後味の悪さばかりが残って、それこそスポーツマンシップからほど遠い世界になってしまう。

だから肥大化したオリンピックを見るにつれ、世界中の競技者や関係者には悪いけれど、できるのであれば自分たちのスポーツ協会で開催する大会を(サッカーのWCやアメフトのスーパーボウルのように)キチンと盛り上げてもらって、オリンピックに関しては、もうちょっと全体の競技数を減らしていこうと動くほうが、21世紀の祭典に相応しく盛り上がるのではないかな? 

どんなジャンルでもそうだけれど、百貨店文化というのは20世紀で終わっているんだよ、きっと。