akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

Macintoshは、もう30歳。

 

Macintoshが今月で30歳を迎えるそうだ。アップルでパーソナルコンピュータの未来図を描いていたスティーブ・ジョブズが、満を持してMacintoshを世に送り出したのが1984年。ジョージ・オーウェルの「1984」の年でもあるし、後付けと言われようが折り返しとなる年だったのかもしれない。任天堂ファミコンを発売したのは前年の1983年。このあたりの年から家庭に少しづつ「コンピュータ」と呼ばれる製品が普及しはじめたことになる。

御多分にもれず、我が家でもファミコンスーファミ、プレーステーションと買い揃えていった。その後、安くなったMacintoshも購入した。確かに世の中を見渡してみると、Windows95が発売された1995年の方が「コンピュータ元年」というような言われ方をしているけれど、それ以前のコンピュータゲームやMacintoshは、元年へ至る地ならし的な意味で大きな存在だったと思う。

Win95が登場するまで、MS-DOSや3.1がブレイクできなかったのは、その仕組みに問題があったわけではない。ただユーザー・インターフェイスについてあまり考えられてこなかっただけだろう。テレビゲームはその存在意義からして、UIに開発のポイントが置かれてきたわけだし、Macintoshもユーザーとどう触れ合うかを考えられて進化してきた。iPodからiPhoneiPadに至るまで、ジョブズが考えたことは、仕組みや性能やアイデアだけではユーザーはとりあってくれないということに対して、デザインやUIをどのようにユーザーに提示すべきかというワン・イシューだけだったのかもしれない。

ブランディングがどうのマーケティングがこうのといった話もわからないわけではないけれど、重要なのは、ユーザー・インターフェイスとデザインじゃないか?と考えて、見た目のシンプルさ、触りやすさ、わかりやすさや敷居の低さなどに配慮された商品やサービスは、いつの時代でも多くの支持を得てきた。確かに「質」は大事だけれど、そのことだけに注力したモノやサービスは、たとえ優れていたとしても廃れていくだろう。ユーザーと触れ合うチカラに力点を置いたモノやサービスこそが強い。そして、そのことをよく知っている経営者やスタッフが多くいる会社が、これからも残っていくような気がする。

Macintoshが30歳を迎えるということで、ぼんやり考えてみました。