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akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

ヤンキー文化が日本のロックを別なものにした

 

末期がんで闘病生活をおくっている佐久間正英さんが、ロングインタビューを受けている。

 

http://blogos.com/article/73893/

 

この中で、僕自身が昔から感じていることを語っている部分があった。それは、BOOWYやミスチル、GRAYなど以降、日本のロックが海外のそれと全く別物の音楽になってきていることについて彼が語っている部分だ。

 

「最近、北関東の田舎に住み始めて気づいたことなのですけど、日本特有のヤンキー文化の影響というのが大きい。ドメスティックなものになった理由や海外のものを取り入れない風土、あの独特の強さを強調する部分が、海外の感覚からずれちゃっている。こんなこと全然考えたことが無かったんですけど、最近になってよくよく考えると整合性がとれるんです。」

 

EXILEなどにも言えるけれど、日本においてロックと呼ばれるものの多くは、どうしても「ヤンキー文化」と呼ばれる、地方都市や田舎の若者の生理的な感覚が取り入れられている。単車でサンダル履き、パチンコやゲーセンに通うわかりやすいヤンキーのイメージから、若くして結婚、出産をし軽自動車で子供を乗せて遊びに行く女性や、週末に居酒屋で集まり人生を語り合うガテン系のお兄ちゃんたちまで、地方の市町村を彩る若者たちが好きそうなテイストを取り入れた音楽こそが、日本で成功してきたと思う。彼らのカーステレオでかかりやすくカラオケで歌いやすい歌詞やサウンドが、ここ20年ほど「日本のロック」というジャンルを形成してきたといっていい。

 

この独特な「ヤンキー」なテイストは実は音楽だけではなく、マンガやスポーツ、お笑いに至るまで、日本の表現に関わるジャンルであれば、多かれ少なかれ混じりこんできている。そして、世界の基準からずれたなんともいえない「別物」の味を醸し出している。

 

少し前に<はてな>で「低学歴の世界」といったことが話題になっていたけれど、この「ヤンキー文化」という話も、そこにリンクしていくような気がする。日本のさまざまな文化や表現を俯瞰していくと、「ヤンキー」というキーワードが重要になっていることに気づく、というのもなんだか可笑しいけれど。モー娘。やAKB48ブームにしても、それに集まる層や下支えしている層を考えると、なんだかんだ言って「ヤンキー」な匂いがしてならないのは、おそらく多くの人が感じるところだと思う。

 

だからどうしたという事でもないけれど・・・。日本の「ヤンキー文化」、ドメスティックな匂いがぷんぷんするこの文化を誰か上手に解説してくれないかな。識者というのは、基本のところ高学歴で都会的だから、上手く説明できないのだろうな。