akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

ユニクロやワタミも『恋するフォーチュンクッキー』を

秋元康のこと、特に興味ありません。でも、ここずっと流行っているAKB48恋するフォーチュンクッキー』を、企業や自治体で「踊ってみた!」という仕掛けは、コミュニケーションやコラボとはどういうことかを熟知しているなあとつくづく感心します。

 

企業では、学生のために下手な事業紹介ビデオを制作したり、うそ臭い会社案内を作るくらいだったら、これを一本だけ流してリクルーティングのツールにするのも有りとさえ思えます。

 

たとえば、日本交通といった地味な(ごめんなさい!)会社でも、なんとなく就職先として良いのではないかと感じられる程、企業PRとして成功していると思います。

 


恋するフォーチュンクッキー 日本交通 Ver. / AKB48[公式] - YouTube

 

各自治体のバージョンを見てみても、なんだかモッサリした人たちの顔や息遣いが感じられて、郷土のPRツールとしては持ってこいなのではないでしょうか。かえっていくつかアップされているIT系企業のバージョンが洗練されていてイヤミに思えるほどです。

 

もちろん、秋元さんには、こういった著作権フリー的な仕掛けでAKB48とこの楽曲を売っていくという狙いもあるのでしょうが、今回ばかりはその思惑を超えて組織のPRツールとしてこういったアプローチがとれるというところにまで発展した気がします。もちろん、こんな曲と踊りで組織体を理解してもらおうなんて不真面目だとかくだらない、という意見もたくさんあると思います。業界の胡散臭い人たちの企画には乗りたくないという企業がほとんどだと思います。それは、まったく正しい。

 

ただ、そいった真っ当な意見を超えて、どうしても心に残ってしまうのは、どうしてなんでしょうか。

 

おそらく、なんだかこのゆるい踊り(パパイヤ鈴木!)とミディアム・テンポのディスコ調の曲が、日本の盆踊りの「なんとか音頭」にも通じる、村社会のコミュニーケーションツールの現代版に聴こえるからなんでしょう。村のみんなが総出で楽しむあの夜。そのDNAが多くの日本人の中に流れているから、なんとなく笑顔でくつろいでしまうのかもしれません。盆踊りの相似形に近いからこそ、この曲を使ったコミュニケーションをとる自治体、企業、グループが後を絶たないのではないでしょうか。

 

最近、裁判所にブラック認定されたユニクロや、話題のワタミなども、この踊りで名誉挽回してみてはどうでしょうか。いや、遅すぎるし、かえって逆効果かな?