akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

あなたの家の隣に、障害者施設ができる日

福祉施設の開設は、地域で大きな問題になりがちです。老人の施設は、親や自分たちがいずれお世話になる事を見越してか、あるいは単純にイメージが湧きやすいせいか、特段の反対運動は起きません。しかし、精神や知的障害者の施設を建てるとなると、住民運動で潰されてしまうケースもあると聞きます。震災の瓦礫を受け入れる時の反対運動じゃないけれど、絶対に安全であると言われても、イメージや生理的な嫌悪が理屈より先にたつ人が世の中には多いのでしょうね。

こういった環境のせいか、障害者のグループホームやケアホームは、大規模なところがほとんどありません。保護者が中心となって一般住宅でひっそりと運営されていたり、NPOなどが小さな集合住宅を借り上げたりして利用者を受け入れているケースが多い。だいたい3〜4人から十数人程度の受け入れ数の施設がほとんどです。確かに老人の福祉施設よりは需要が少ないわけですが、どこの自治体でも施設不足に悩んでいます。

そして、施設に従事する人が不足していることも、この業界全体を厳しいものにしています。それなりに大変な世界にもかかわらず、報酬が少ないということで若者が参入してきません。たとえば、30〜35歳くらいの働き盛りでも、2、300万円の年収ということもざらです。私のいた広告業界であればその2倍、3倍を貰うことも珍しくありませんでした。職業選択というのは、若者にとって重要です。わざわざ低い年収とわかりながら、周囲の反対を受けるような施設で働くことはしないでしょうね。ましてや、障害者のケアとなると、更なるハードルが待ち受けているわけですから。

正直、今後のことが不透明な業界であることは否定できません。