akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

ダルビッシュが流出すること。

今季もダルビッシュや和田らの多くのスター選手が海外へ渡る。野茂が切り開いた大リーグへの道は、イチロー、松井、松坂などのスター選手の流出を招き、日本野球がまるで大リーグ2軍のような位置づけになってきている。

このことで思い浮かべるのは、日本の理系を中心とした頭脳流出のこと。研究環境なのか、予算なのか、それとも最新や先端を求める研究者のロマンなのかはわからないけど、かつても今も、多くの優秀な研究者が日本を飛び出しアメリカへと渡っている。ノーベル賞クラスの研究をする者は、アメリカの大学で研究室を構えているのが当たり前なんて事が、1970年代終わりくらいから増えてきて、80年代くらいになると今のプロ野球じゃないけど、こういった流出を許していいのか!といった議論も盛んにされていたような記憶がある。

頭脳流出であれ、アスリートの流出であれ、自分自身の能力がひとつの枠の中で収まらないと感じたり、もっと上の競争に身を置いてみたいと考えたりすることは、ある程度に突出したチカラを持っている人にとってはごく普通の感覚だろう。それは、向上心なんて小っちゃいものじゃなくて、人間の本質に備わった冒険心、開拓心と呼ぶような、生来にあるものなんだろうから、もうこれは誰にも止められることじゃない。大リーグと日本野球を比べて、技術レベルがどうの、マーケットがどうの、年俸がどうのなんて話してみたところで、流出そのものは止まることはないんだ。

まあ、そもそも結論のある話じゃないので、とりあえずダルビッシュらには頑張ってもらいたいな、と思うこの頃なのだ。