akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

世代と時代

同時代に生まれ、共通した考え方や感じ方をもつ人々のことを「世代」と呼ぶ。戦争世代、団塊の世代とか、ひとつのジェネレーションをくくる時に使う単語だ。ところが、この言葉は、いわゆる生物学的な順序も表している。「第5世代」と言われるようなケースだ。

たとえば自分の親に兄弟が多い場合などで、その兄弟の子供たち、関係でいえば「いとこ」にあたるものたちの年齢が、30歳以上離れているといった現象が出てくることを考えると、なんだか奇妙な気持ちになる。それくらい年齢が離れていても、親族系統図の中心から測ると、この「いとこ」達は、まさに同じ「代」になるので「世代がいっしょ」なんて言われ方をするわけで、この言葉は、なにやら面食らうことこの上なしなのだ。

最近も、冠婚葬祭の席で、年上の人に、30歳以上も年の差がある女の子と自分を同一世代にくくられたので、一瞬、この人はどうかしているぜ!と思ったけれど、よくよく考えてみたら親族ツリー上の階層は同じ位置にいたので、その人の発言はさもありなんと納得したのだった。

じゃあ、「時代」は? この単語は「共通の考えや感じ方」が入らない、単純な区切り、区間のような使い方をされる。少年時代、学生時代、中国の時代といった使われ方。もちろん、単語の意味に含まれる他の要素もなくはない。中島みゆきではないけど「時代は回る、時代はめぐる」と言われると、なにやらモジモジ、ソワソワした気分になるのは、こういった時間を表す単語には人の行動や精神や記憶のようなものが入り込むからだろうね。