akimof の日記

酔いどれアキモフは、電気羊の夢を見るか?

NHKは韓流(かんりゅう)と言うことにした、韓流(はんりゅう)ブーム。

第二次韓流ブーム。最初のブームが「冬のソナタ」を中心としたドラマで形成されたとしたら、今回はK-POPと呼ばれる音楽が中心となっている。2ちゃんをはじめ、ネット社会では、これを好ましく思っていない人も多く、やれフジテレビやNHKの韓流押しをどうにかしろというという意見で充満している。そんな中、かたや日本の音楽市場は10倍にもなるので進出は当然だとか、映像コンテンツは激安だから当然だといった経済的な側面からの話があり、一方で昔からの近親憎悪に基づいた半島嫌いな方々の民族意識からの発言もあり、とにもかくにも百花繚乱ぶりなのだ。(←使い方が間違っている?)

僕は韓国料理は大好きだけど、韓国ドラマも音楽もさほど興味がないので、中身を論評する立場にはない。そもそもテレビで夜のドラマや音楽番組を見ていないので、それが韓国のコンテンツで埋まっていてもわからないし。当然のことながら、積極的にデモ行進をする気にもならないし、公共の電波で韓流の洗脳がどうとか言われても、そこまでテレビというメディアを信用していないので、正直なところどうでもいいといった感じだ。

ただ、この件で思うのは、アメリカとイギリスの関係。例のビートルズストーンズを初めとした第一次ブリティッシュ・インベージョンとデュラン・デュランなどのニューウェイブが席捲した第二次侵略とか、映画やテレビドラマの世界で十数年おきくらいにおこる英国ブームや再評価のことを思いおこす。もちろん日本と韓国の関係は英米とは違うし、韓国とは言葉も違うから比較にはならないことは承知している。ただ、エンタメの世界では、硬直したり停滞したりする時期だからかどうかはわからないけれど、周期的に新しい刺激や動きを入れたくてムズムズしてくるものなんだろうなという気がする。

ドラマでいえば、倉本聡、山田太一市川森一向田邦子らの昭和の巨匠たちの時代から、トレンディ・ドラマのような流れを経て一息ついた時期。音楽でいえば歌謡曲・ニューミュージックからJ-POPと呼ばれる流れを経て、こちらも一息ついた時期。とりあえず、方向性が見えなくなっている時期だから、単純明快な韓国コンテンツが(それも安い!)花開いているだけのような気がするんだけど、違うかな? 映画は歴史が古いから、この流れがポップミュージックやテレビドラマより早く起こって、そして終息した。ほら思い出してよ、かつて香港、韓国、台湾映画のブームがあったよね。

アメリカで起こる周期的なイギリス・ブーム(?)といい、日本でいま起こっている韓流ブームといい、こういった現象はジャンルが存続しようとするための、実は単純な異化作用のようなものなんじゃないかと思っているんだ。